下町風来坊~小僧の温故知新~

こんにちは。北海道から数十年前に首都圏に移住。谷中のように、繁盛し続けている下町や商店街、ちょっぴり役割を終えつつある街並み、そしてもう役割を終えたはずなのに今も輝きの残照を残している旧色街など、江戸から平成までの生きた街の姿を紹介します。

船橋 森田呉服店 創業140年の魅力

この写真を見て、過去の記事を思い出してくれる方がいたら
大変うれしいです。
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船橋本町の「広瀬直船堂」は奥の蔵に至っては、
明治時代まで遡る建物でした。

実は本町は広瀬直船堂の向かいにも歴史建築物があるのです。
創業140年を数える、「森田呉服店」
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着物、生地、手拭い、和装小物をずうっと扱い続けている老舗。
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「和」が勢ぞろいしてます。
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このお店は、本物のレトロであることでしょうけど、
どこを見てもお洒落なんです。呉服店ですから
当たり前、でしょうか。これも当時の扇風機です。
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手拭いはいくつかの物はこの店オリジナルデザインだそうです。
ご主人のディスプレーも、さりげなく洗練されてます。
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たくさんの新揃えに、ミニ手拭い選びで悩むほどです。
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昭和34年のこの街を描いた手拭い、森田呉服店、広瀬直船堂、そして
今、船橋や千葉では有名な中華料理店「東魁楼」も木造家屋として
描かれてました。もちろんこの手拭いも購入。
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この煉瓦もこの建物が作られた当時そのまま残っているものだそうです。
このお店は、夜に来る方がレトロ感が一層引き立ち、いいのです。
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船橋はこれ以外も、赤線街跡地や今も残る歴史的建築の灯台、
そして船橋の地名の元となった「船橋橋」。
次回以降、紹介しますね。

船橋 玉川旅館第二別館

船橋駅から15分位、海に向かって歩くと船橋市役所がある通りに出ます、
普通のオフィスと住宅街ですが、
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その側に突然この建物は現れてきます。
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大正10に創業された玉川旅館の第二別館として、
昭和8年にこの建物は作られました。
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当時は陸海軍御用達の料亭でもあったそうです。
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何しろ洒落てますね。
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建物の細部へのこだわりが、ひしひしと伝わってきます。
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こんな小さな照明が室内を照らしているんですね。
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国登録有形文化財、玉川旅館は現役の料亭であり旅館。
中が見たくて、見たくて、別館の回りには本館と第一別館も
あり、どれも戦前の建物ばかりです。
中を見たければ料理を頂くか、泊まるかしかないですね。
当時、この旅館から海側は、海岸線だったそうです。
うーん、当時の姿を見てみたい、本館は、、、入ってみたい。
今後のお楽しみですね。船橋はまだまだ続きます。
今日は、おやすみなさい。

船橋 幕府直轄領で見た奇跡「広瀬直船堂」

隣の市に住んでいる私は、何気なく、船橋駅の南口を出て、
5分も歩くと交差する道を左折して、「船橋大神宮」に行こうと
歩いていただけだったのですが、
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うん?古そうな建物、戦前はあるかなあ?
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お店屋さん?営業しているのかな?左側が開いている。
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「すみません、奥の建物を見せてくれますか?」
ご主人らしき方が「いいですよ。」
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と、見えてきた建物、「蔵」これはもっと古いんじゃないかな。
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ご主人曰く、「手前側(この建物)は大正7年(だったと思います)、
奥は明治時代のものだよ。」えっ!!?
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右の大正の蔵だけでも感動ものなのに、奥は明治?すごすぎ。
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近付いてみると、その堅牢な作りが見えてきて、
「明治」であることが実感できた。住宅街の中にこんな場所が、
江戸時代ここは宿場で、明治、大正と栄え続けてきたそうです。
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明治天皇はこの船橋の地に何度か行幸され、その際、
天皇の侍従だった山岡鉄舟に書いていただいた書だそうです。
確かに「鉄舟」の印が素人の私にも読めました。
文字はこのお店の名物お煎餅の名前を書いてくれているそうです。
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この看板がこの菓子屋さん「広瀬直船堂」がスケールが大きかったかを
私に語ってくれました。
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店内。ロッテの「チウインガム」。
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貴重なお時間をいただいて、色々説明してくださったご主人に
感謝の気持ちで、大福餅を3個購入。
これが、黒豆一杯で、お餅が柔らかく、粒あんがたっぷり
入っている、最高に美味しい大福餅との出逢いでもありました。
お値打ち価格、なんと100円。これで100年を味わえるのです。
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自宅から電車でも栗までも20分でこんなお店・建物に出会えるなんて、
幸せな街に住んでいるものです。あー楽し。