下町風来坊~小僧の温故知新~

こんにちは。北海道から数十年前に首都圏に移住。谷中のように、繁盛し続けている下町や商店街、ちょっぴり役割を終えつつある街並み、そしてもう役割を終えたはずなのに今も輝きの残照を残している旧色街など、江戸から平成までの生きた街の姿を紹介します。  ※当ブログで使用されている写真の使用・転載はお断りいたします。

白金 戦禍を逃れた100年建築(5)

「戦火を逃れた100年建築」というサブタイトルは、
この建物に出会った時に思いついたのです。

外苑西通りを(プラチナ通り)広尾方面に向かって
恵比寿3丁目交差点を右折して、白金高輪駅方面に向かうと
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こんな建物に出逢います。
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これは、看板建築以前の東京の建物、
関東大震災前からの歴史を持つものです。
どう見ても「長屋」
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尋常じゃない古さがにじみ出ています。
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長屋ですから4つのお店が入っていて、ここは本屋さん。
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「電子マネー使えます」でしょうけど、渋い!

「ここで休憩を取らなきゃ」
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長屋店舗のひとつ「TENEMENT」さんは、
訳すると「庶民的な長屋」まさにそのとおりの店、
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そして、少しおしゃれ、
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お茶を出してくれた店長さん風の若者に、
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「この建物は築どれくらいたつのですか?」
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若い店長さん風の方は、
「奥の方は新しく建て増してますけど、手前側は100年はゆうに越してます」
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吹き抜けと、2階に見える天窓はこの店用に作り変えられたもの。
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2階から撮影、この天窓で、夜は星が見えるのだろう。

住所は恵比寿なこの通りは、この100年建築だけでなく、
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ほぼ同時期の建物が他にもあって
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看板建築などは、さほど珍しくない、そんな街並みが続く。
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見たことのない意匠を発見し、嬉しくて、
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畳屋さんも看板建築、これは戦後でしょう。
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ここも長屋風、いや長屋だ。
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たぶん、「ダットサン ブルーバード」
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いかがだったでしょうか「白金」界隈。
いやーこの街には残ってましたよ~
戦前、いえ、関東大震災前の建物も普通にありました。
すごいことですね。
麻布の「白亜荘」のように、見落としている建物が、
まだいっぱいありそうです。恵比寿・広尾方面にも。
まだまだ懐が深そうで、再訪必至のこの街は、
私のオススメとなりました。
ご訪問下さった皆様、感謝申し上げます。
またぜひ遊びにいらしてください。

kozoh55

白金 戦禍を逃れた100年建築(4)

ここも白金台駅のすぐ近く、「瑞聖寺」
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1757年に再建されたこの仏殿は、国重要文化財。
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というか派手さがないのに、姿が全て美しい建で、
こんなパーツが特になにか上品で
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印象に残りました。
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学校だろうと、一目見てわかりますね。
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「東京大学医科学研究所」昭和初期建築、本郷と駒場と比べてみたい。
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通称プラチナ通りには「ハイソ」な雰囲気が香ります。
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この入口の先には、
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「千年茶屋」さんがありました、行けと渡り橋と仏像でお迎え。
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さりげなく上品なお店が、
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ひっそりと佇む街
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この子も案外というか静かにおっちゃんこしてました。
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白金はハイソな街、それとも歴史と伝統の街?
なんて質問はあまり意味がなさそうです。

さあ、明日は白金とっておきの100年建築に出会えます。

白金 戦禍を逃れた100年建築(3)

南北線の白金台駅の近くにある「八芳園」、
結婚式場として有名という位の知識しかなかったけど、
落ち着いた門(大名屋敷跡か?)を見て、
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中に入りたくなり、私が「中を見るだけって、出来ますか?」
「どうぞ、どうぞ」入り口にいた男性が笑顔で応えてくれた。
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もう、これだけでこの施設を好きになりそうです。

そして、庭園。
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建物の中は今日、晴れの日となるご家族の間。
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おう、小さいお前が私を迎ええてくれたのか。
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庭園の中に置かれた盆栽はそれこそ100年を超すものが並び
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ふところが大きく
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完成された庭園の姿に
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建物は溶け込んでいました
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これほどの庭園を魅了で訪問者に開放するのは
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ほんとうに有難いことだと感じました。

茶室
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ここから見た風景
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これは、映像かもしれません。
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そんなふうに考えてしまうのは、私だけでしょうか。
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200年を超す十三層塔は、伊賀の上野にあったものだそうです。
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「八芳園」この地は明治時代、日立製作所創設者「久原房之介」氏の所有となり、
大庭園を築き、今に残してくださいました。


白金 戦禍を逃れた100年建築(2)

白亜荘を離れて、目的のラーメン屋さんを発見、
「ラーメン笑の家」さん
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「六角家」さんの姉妹店というだけあって、
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ほうれんそうの味わい、チャーシュー、麺、そしてスープと
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すべて私の知っている家系のお店の中でも「本物」なお店でした。
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家系ラーメンの好きな人は、この残ったスープの
複雑な味わい、姿が好きなんです、私は特に、そうです。

満腹になって、白金方面に戻ろうとして、路地に目が行って
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「芝区豊岡町61番地」痺れるような住居表示はいつの物か?
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発見、猫族。
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か細い声で鳴き声を出すあたりからして
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家猫の甘えん坊でしょう、お前は。

路地にまた凄い建物を発見!
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「栃木屋」さん
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典型的な銅板建築、これも戦前まで遡ると確信しました。
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文字がこんなにも美しいのは大正か昭和初期に決まっていますよ。
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よく見ると、文字は木製。、職人さんの技術の高さが、
こんな美しい文字を作りえたのです。
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しょっぱなからこんな建物に出会えるなんて、、、
これが私の幸せな時間の始まりでした。

白金 戦禍を逃れた100年建築(1)

白金は高級住宅街として有名なんでしょうけど、
すぐお隣の高輪や麻布で古い建物をたくさん目にしたのですから、
期待しながらの街歩き。

都営三田線の白金高輪駅を降りて、いきなり看板建築に出会い
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嬉しくなった私、看板建築はこういう所の意匠の凝り方が魅力
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振り返ると高層ビルが目の前にそびえる
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いつものラーメン屋さん探し、ネットで調べると、
麻布2丁目に人気の横浜家系ラーメンが紹介されていた。
この古川の先は、麻布、、、
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家系ラーメン屋さんを探して、細い道沿いに偶然見つけたもの、
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これは
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まごうことなき「戦禍を逃れた」建物。
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「白亜荘」
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この扉の先は2階にアパートがあり、
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そして1階はというと、
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何かを作って売っていたのではないかと、
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想像するしか出来なかったのです。

衝撃的な出会いで街歩きが始まる