下町風来坊~小僧の温故知新~

こんにちは。北海道から数十年前に首都圏に移住。谷中のように、繁盛し続けている下町や商店街、ちょっぴり役割を終えつつある街並み、そしてもう役割を終えたはずなのに今も輝きの残照を残している旧色街など、江戸から平成までの生きた街の姿を紹介します。

富士屋ホテル 破天荒な夢を見て(5)

最後は季節柄、華やかなばかりではない、寂しげな風景も
紹介出来るかもしれません。

本館の裏には広い庭園が広がります。滝ですね。
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子供達が富士屋ホテル20個限定の恋の餌を一生懸命あげると
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鯉は陸に上がらんとしてます、ワニみたいです。
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水車小屋なんて、簡単に作れそう?でも、妥協が一切ないので、
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そこにある風景として、自然に受け入れたりします。

丘の上には、何があるのでしょうか
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そこに、あったもの、ちょっぴり廃墟系のようでいて
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大きなプールが、ひっそりシーズンを待っていました。
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なんだか、私はこの風景が気に入ってしまって
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こんな洋風ガーデニングを潜って
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温室、たぶん普通に中に入れるものがあるのに驚き
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まだ知らなかった新たな美しい建物の存在(カスケードルーム)を知って
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どうしてかそこの地下にあったトンネルの先にある
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華やかだけじゃない、従業員の皆様のお仕事場を、見てみたくなったのでした。

いかがだったでしょうか、富士屋ホテル。
超一流というより、日本国内に欧米の一流ホテルに負けないような
リゾートホテルを、この箱根に作り、が帰国人専用のホテルとしようと
作られたわけです、、、、
プール、ゴルフ場、バスの経営など、初めての事ばかり
このホテルでは行われたので、明治より今日まで
訪れる人の眼と、心をおもてなしし続けてくれているんでしょうね。
戦後に進駐軍に接収されたり、買収を受け、経営が山口家から離れたり
いろんなことがあったのに、こうして残され、生かされていることに
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ご訪問下さった皆さん、いつもありがとうございます。
またぜひ遊びにいらしてくださいね。
kozoh55

富士屋ホテル 破天荒な夢を見て(4)

西洋館に泊まった翌朝、朝食を菊華荘で頂きました。
明治28年、御用邸として作られ、戦後、富士屋ホテルに払い下げられた建物、
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窓から写し出される和庭園が魅力。
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丁寧な料理を、たくさんいただき、お味噌汁をおかわり。
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建物を見ていて飽きません。
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菊の御紋が歴史を物語ります。
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和庭園を見に行こうと、通路に出ると
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花嫁さんが記念撮影に来ていました

庭園では家族が鯉に餌をあげていました。私もあげたい、
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ツツジが鮮やかで、はっとしました
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庭園の丘から、菊華荘
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富士屋ホテル 破天荒な夢を見て(3)

破天荒な夢を見て、そして実現していった、3代目山口正造。
なんと、日本最古のホテル、日光の金谷ホテルの一族から
養子でやってきたのですね。

山口正造が設計した「花御殿」
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2棟並ぶ姿がなんとも美しくて、
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ここが一番泊まりたいと憧れる建物かなあって、室内が見れなくて残念。

室内には教会があります。
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「ここで式を挙げたいわ」って未来の奥さんに言われたら
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やるしかないでしょう。こんなオルゴールがあるんですから
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結婚式が出来る場所は、庭にもあるんですよ
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憧れるわけです、廊下もなんだか上品で。
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フロントから、こんなすっきりとした通路を通り
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辿り着いたのが、「西洋館」、山口仙之助が明治39年建築。
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私達家族はここに泊まったのです。
歴史ある木製の家具と
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高い天井の洋間は、今の美智子妃、皇后さまか、そのお母さんが
泊まった部屋だと言われました。そうなんだ~としか言えません。
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実感がつかめなくて、、お風呂は部屋に
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猫ちゃん足の浴槽がありました。私の為?
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明日は、ファンタジックなガーデンと、元御用邸「菊華園」、最後の記事です。

冨士屋ホテル 破天荒な夢を見て(2)

本館右に繋がっている「食堂棟」は昭和5年竣工。
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食堂棟?いえ、これは昭和館と名付けたいです
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食堂棟の壁に彩られた彫刻の多くは、柴又帝釈天の彫刻を彫った「加藤寅之助」氏だそうです。
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おやあ?この怖い顔は、何?お客様を睨むの?
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この彫刻、なんと柱一本づつに「おわす」のです。
そう、山口家3代目となった「山口正造」氏が、
従業員に手を抜かずに一生懸命働いてほしいという意味で睨みを利かせたそうです。
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たぶん、ユーモアなんでしょうね。

眠りにつく少し前、地下にバーがあると聞いて
地下通路を歩いていると
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トイレがあって、その古き姿に、なんとなく入ってみたら
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男子トイレのこの風景に、あり得ないものを見つけてしまいました
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機能美とか、そういったものを、すべて吹き飛ばされた光景
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世界中、どこにもない美しい・不思議なトイレ
その先に、確かにバーはありました。
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この日、私はこのホテルに泊まることが出来たのです。
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ナイトモードも神秘的で、素敵です
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富士屋ホテル 破天荒な夢を見て(1)

こんばんは、ご訪問下さり、ありがとうございます。
GW終盤の5日、6日、箱根宮ノ下にあります「富士屋ホテル本店」に行ってきました。

明治24年竣工の本館
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ホテルの中へ、日本最古の現役回転ドア
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現在のフロント、スタッフの丁寧な対応が嬉しかったです
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前の代のフロント、仏像がお出迎え
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本館内部は、凝りに凝っています
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なのに、ふと気が付かないで通り過ぎてしまうのは、
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この本館にお似合いな意匠ばかりだからでしょうか、
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応接間にあった、タイル細工とでも言うのでしょうか
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惚れないわけにはいかないですね。
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富士屋ホテル創業者「山口仙之助」
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明治4年単身でアメリカに渡り、苦労の末に、夢だった牧畜事業を
興すために7頭の種牛を購入し帰国。

その後、慶應義塾大学に入学、福沢諭吉の勧めで、
当時、道すら整備されてなかった箱根宮ノ下に、
「富士屋ホテル」を創業、本館は唐破風の玄関を持つ木造洋風建築。

優しい紳士然とした印象ですが、
大変破天荒な方で、ホテルを外国人専用にしたり、
自ら村長になり、宮ノ下の道路づくりに取り組んだそうです。

明日は、食堂等へ