下町風来坊~小僧の温故知新~

こんにちは。北海道から数十年前に首都圏に移住。谷中のように、繁盛し続けている下町や商店街、ちょっぴり役割を終えつつある街並み、そしてもう役割を終えたはずなのに今も輝きの残照を残している旧色街など、江戸から平成までの生きた街の姿を紹介します。  ※当ブログで使用されている写真の使用・転載はお断りいたします。

尾久 眺めのいい部屋(ふうけい) 2

夕暮れ時はさみしそう(N・S・P)
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先程の「尾久珈琲亭」に再び、
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「こんにちは」
恰幅のいい男性と、奥様らしきお二人、一見して
もう店じまいの雰囲気。
私「ごめんなさい、もうお店、終わりですか?」
ご主人「ああ、大丈夫、大丈夫、お客さんが来ないから、
今日は終わりにしようかって話してたところだったんだ、
いらっしゃい」笑顔が素敵なご主人。

私はブレンド、yokotako氏はキリマンジャロ。
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カウンターの壁面にはカップが並ぶ
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「もう長くお店をやってらっしゃるのですか」
ご主人「脱サラして夫婦で一緒に始めて、もう30年経つね」
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私「そんなに長くやってらっしゃるのですか」
ご主人「始めた頃はこの病院の患者さんや付添いの方なんかで
たくさんの人が来てくれてね、二人して手一杯働いたよ」
「借金いっぱいあったけど、最初の何年かで返しちゃった」
私「すごいですね~それは、でもいろいろ大変だったんでしょう」
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奥様から、
「私ね、珈琲が好きだから」
嬉しそうに一言。ああ、そうなんだ、好きだから続くんだ。
その後は、珈琲好きのyokotako氏と奥様の会話が続く。
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「ご主人、この場所は、正式には『おく』なんですか『おぐ』なんですか」
ご主人「ああ、僕らは『おぐ』って言っているけど、お役所に聞いたら、
『おく』っていうのが正しいんだそうだよ」
「へー、そうなんですか、なんだか不思議ですね、
だって、駅は『おく』銀座商店街は『おぐ』でしたよ。」
「そうなんだよね」
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40分ぐらいいただろうか、珈琲を飲み終えて、
「ごちそう様でした」と私とyokotako氏。
奥様に代金を支払い終えた時、
「どう、珈琲は美味しかった?」と、
真っ直ぐに私の方を見る奥様はどこか子供の様な笑顔でした。
私は言葉を返しました。


ショートショートな物語、
尾久(おく)の紹介はエンドレステープのように続きます。
また逢いましょう。






尾久 眺めのいい部屋(ふうけい) 1

町屋をぶらりとして、またただただ歩いていると
気が付くと尾久方面に足を運んでいて、
どうしてだか、私とyokotako氏で焼き鳥食べながら
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この街に到着。
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どこをぶらついてみようか。
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女子医大通り、ちいさなちいさな商店街
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「尾久珈琲亭」喫茶店の店名に「亭」が入るなんて珍しいかも。
ちょっとはいってみたい。
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商店街裏の路地を歩いていると、昔ながら風の煙草屋さん発見。
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小さな絵を見つけたのです。
「ご主人、この絵はこちらのお店の昔の姿ですか?」
「ああ、友達が書いてくれたんだよね」
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ふと、このあたりを歩いてみると、
なんとなく、懐かしい風景が。
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こんなすがたもありました。
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「尾久再び訪問」はもう一話あります。