下町風来坊~小僧の温故知新~

こんにちは。北海道から数十年前に首都圏に移住。谷中のように、繁盛し続けている下町や商店街、ちょっぴり役割を終えつつある街並み、そしてもう役割を終えたはずなのに今も輝きの残照を残している旧色街など、江戸から平成までの生きた街の姿を紹介します。  ※当ブログで使用されている写真の使用・転載はお断りいたします。

両国 悲劇と鎮魂と下町(5)

両国の事を勝手に「りょうの国」と読んだりします。
時に深川と日本橋を、時に馬喰町・柳橋と両国を、
武蔵国と下総の国、向島と両国を、両を繋ぐ街。

そんな両国から南の森下に向かうあたりは、
普通の「住まう」街でもあります。
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平屋?ですか?
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何時からこの姿なんでしょう。
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堂々と、堂々と、
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あら、のらくろさん、田川水泡さんは、どちらかしら?
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「こっちだよっ!」
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住宅街にこんな庭園があるなんて、
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地図を見てないと通りすぎてしまう「清澄庭園」

どこまで続くんでしょう、この繋がった商店達は、
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どこまでも
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どこまでも
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もう深川、門前仲町は目の前に。
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いかがだったでしょうか、両国。
私が知っているだけでも、明暦の大火(振袖火事)、関東大震災、
そして東京大空襲。悲劇・鎮魂・そして復興。
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温故知新
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そのことを地でいく、真っ直ぐな街。
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ご訪問下さった皆さん、感謝申し上げます。

私事ではございますが、2012年の1月に始めましたこの
「下町風来坊~小僧の温故知新~」は今月21日に
丸2年となります。
たくさんの方に助けていただいて、
楽しみながら継続する事ができました。
随分とたくさんのブログ友達も出来ました。
改めて感謝申し上げます。
ちょっぴり気合を入れて1月21日に記念特集記事など
書いてみようと思っております。
そんなこんなで、またぜひ遊びにいらしてください。
kozoh55

PS おお、忘れてました。私のブログパートナー
  謎の男、yokotako氏にも大いに感謝であります。

両国 悲劇と鎮魂と下町(4)

両国はいろんな意味で有名な場所がたくさん。
住宅街にふと現れる美しい白壁、「本所松坂町公園」
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もうお分かりでしょうか。
そう、ここが吉良上野介義央邸跡。
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大石内蔵助以下の赤穂浪士はこの地に集まり、
仇討を果たしたのです。

吉良上野介座像が残されているということは、
地元では名君であったことから、そちらの支援の方が
作ったのでしょうか。
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討ち取った首を洗った、「みしるし洗いの井戸」
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赤穂浪士は、朝、主君、浅野内匠頭長矩の菩提寺、泉岳寺に向かったのです。

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泉岳寺、そして四十七士のお墓。
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今回、両国ローラー作戦を行って初めて知った場所、
「江島杉山神社」
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その右奥には地下?の異様な洞穴?があります。
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そこにおわす方。
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杉山和一(わいち)は日本最初の盲目の鍼治療師で、
5代将軍徳川綱吉付きの医師になるなどして、
盲目の人の最高の地位である「検校(けんぎょう)」になった。
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この地は、杉山検校が綱吉の病気治療を行ったことへの
ご褒美として賜った地だということですね。
この石像の表情が優しくて、優しくて、

両国 悲劇と鎮魂と下町(3)

安田庭園、横網町公園(よこづな町ではありません!)どちらも
両国駅の北側、今日は南側へ。

「回向院」
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明暦3年(1657年)江戸史上最悪の明暦の大火(振袖火事)により
10万人以上が亡くなり、4代将軍徳川家綱が本所両国の地区に
「無縁坂」を作ったのがこの回向院の始まり。
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その後、安政大地震、関東大震災、東京大空襲などの被災者や、
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遊女・水子・刑死者・動物など、ありとあらゆるものが、
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この地に眠っているのです。

お、猫ちゃん乱入。
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首輪をしているから、このお寺の猫ちゃんだね。
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悠々と社務所に向かっていきました。

回向院にはこんな「人」も眠っています。
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ご存知、「鼠小僧次郎吉」
すごい広い場所に、泥棒さんが供養されているなんて、
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この削って丸くなっている石は、
鼠小僧の墓石を削って持っていると「賭けに事に勝てる」
という言い伝えで、本物の墓石が削られ、困って
「削り用の石」を用意したらしいですよ。

更に、「猫塚」。
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猫の恩返し伝説。昔、貧しいながらも猫を可愛がっていた男が
お金がなくて困っていたら稲の中に小判が置かれていて
猫が恩返ししてくれたという、お話です。

うちの「ニャオス」もそんな風の役立ってほしいと思う今日この頃。
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太りすぎで、小判探しに行けません。

帰り際、また猫ちゃん発見。
さっきの猫ちゃんかしら?
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いやいや、兄弟姉妹みたいです。
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回向院は、身分の高さや、お金、そういったもので
供養して下さるのではなく、生きものすべてを愛しむ
そんな風なお寺のようです。

だからこそ南千住、そう刑場であった小塚原近くに
回向院分院はあり、
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この分院に安政の大獄で処刑された、
あの「吉田松陰」が供養されているのですね。
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両国 悲劇と鎮魂と下町(2)

安田財閥の祖、安田善次郎の遺志により寄付された
「旧安田庭園」、ここに隣接した公園「横網町公園」
両国のもう一つの顔が見えてきます。
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裏手というか正面からの姿、「東京都慰霊堂」
この地には元々、陸軍の「被服廠(軍服を作る工場・倉庫)が
あったのですが、赤羽に移転になり、公園となります。
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1923年(大正12年)マグニチュード7.9の関東大震災に襲われ、
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この公園に避難してきた4万人の人達のほとんどが、
四方からの火災に逃げ場を失い、亡くなられたのです。
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慰霊堂の中には、関東大震災、東京大空襲での悲劇が描かれてます。
これは、浅草にあった「凌雲閣」の最後の姿ですね。

「東京都復興記念館」
本来は関東大震災からの復興を記念して建てられたのですが、
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関東大震災・東京大空襲両方の「忘れない、伝えたい」記憶を
のこす為に、いまその存在があります。
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なので、震災からの復興期のジオラマを見ているだけでも
価値がいっぱいあります。
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地下鉄や水道電気のインフラが描かれてますよ、
「銀座線」かな。場所は昭和通りと書かれてました。

辰野金吾さんの「東京駅」とその周辺ですね。
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復興記念館の回りには東京大空襲の悲惨さを
こんなふうに伝えてました。
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魚雷。
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100万馬力の動力。
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姿を無くした釘
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「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」
大空襲によりこのあたり、本所区の96%が焦土と化して
向島区と合わせて6万人の方が亡くなられています。
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楽しい記事ではないですけど、これも
江戸・東京のほんとの姿です。
両国はまだまだ続く、続きます。

回向院、そして、THE下町風景へと。



両国 悲劇と鎮魂と下町(1)

街は5回ほど、しっかり歩いたのに、これまで記事に出来なかった、両国。
江戸時代初期まで武蔵国と下総国の境が隅田川であり、
明暦の大火で、10万人が亡くなり、隅田川に架かる橋が千住大橋しかなく
逃げられなかった事が大きな問題となり、掛けれらた橋。
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本来、この橋の両岸が両国と呼ばれていたというから、
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この柳橋も両国だったのですね。

駅に浮世絵が展示されていて、なんという華やかな
両国橋周辺の姿、人、人、人ですね。
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江戸の中心地のひとつだったのですねえ。

そして、両国と言えば、国技館がある「お相撲さん」の街。
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積脇長谷川関は強かったなあ~
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なんという盛り上がりだこと。

ちゃんこも有名です。
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ここはいつも満員でして。

両国、なんとなく歩いているとここに辿り着きます。
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何故?って、これを見てください。
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呼び寄せられるのですよ、誰かに。
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